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準々決勝 vs帝京(東京) 相手 0 0 0 2 0 0 0 2 8 || 12 自分 0 3 0 3 0 0 2 0 5x || 13 本塁打:馬場2,上羽,広井,橋本 これは歴史に残る試合です 4本のホームランで快勝かと思ってましたが 9回表2アウトからまさかの8失点 泣きそうになりましたよ まあ絶対に勝つとは思ってましたが・・・・・ さてその裏の攻撃 2四球のあとの橋本の3ラン また泣きそうになりました とわいえまだ1点差なので気は抜けません ランナーを1,2塁において代打の青石 とても大きい体格でったので外野も深めに守備位置をとっていたようです 綺麗にセンターに打ち返し同点 そのあと押し出しでサヨナラという結果でした この試合では5つの記録が生まれたようですよ ・9回に8得点 - 帝京 ・4点差からの逆転サヨナラ勝利 - 智辯和歌山 ・1試合7本塁打 - 智辯和歌山5本(馬場2、上羽、廣井、橋本)、帝京2本(塩沢、沼田) ・チーム1試合5本塁打 - 智辯和歌山(馬場2、上羽、廣井、橋本) ・勝利,敗戦投手とも投球数1 - 松本(智辯和歌山)、杉谷(帝京) なんかすごいですね 準決勝 vs駒大苫小牧(北海道) 自分 1 2 0 1 0 0 0 0 0 || 4 相手 4 0 1 0 2 0 0 0 x || 7 お互いにエラーでチャンスがあったのですが ものにするかしないかで勝敗が分かれました 智辯は田中の当番の前にもうすこし点が欲しかったですね でもまあ頑張りました お疲れ様です 余談ですが・・・・・・ 実はこの試合、サッカー部が欠席でした 私はサッカー部の応援があれば勝てたと思います 私はね・・・
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それは、ひとつのありようで 概要 はもはもが書き殴った女児小学生ズをテーマにしたSSをメイン媒体とする作品群の総称。詳しくは作品を参照。 時系列としては女児ズの基本設定から約4年が経過しているため、ほとんどのメンバーは15〜16歳に成長している。 また、敵キャラとしてオリジナルの対人兵器『機人』が登場する。 あらすじ 『女児符号』と呼ばれる特殊能力を持った子供達がごく普通に存在する世界。彼女たちは街の伝統ある学園、青空学園に通いながら当たり前の日常を謳歌していた。そう、突然の宇宙人による襲撃があるまでは───。 狂っていく日常、消されていく人々、運命に翻弄される子供達。果たしてその先で彼女たちが見出す答えとは。 エピソード 1. 2人の少女、1つのこころ 2. 失われた、日常(前編) 2. 失われた、日常(後編) EX1. 或いは、それが夢として 3. 一筋の、希望 4. 戦いの、はじまり(前編) EX2. 若しくは、夢であるように 4. 戦いの、はじまり(後編) 5. 新たなる、力 6. Dr.マッドの、世界 7. 明かされる、真実(前編) 7. 明かされる、真実(後編) 8. それは、ひとつのありようで(前編) 8. それは、ひとつのありようで(中編) 8. それは、ひとつのありようで(後編) EX3. これが、夢であったなら 9. 1人の少女、2つのこころ(前編) 9. 1人の少女、2つのこころ(中編) 9. 1人の少女、2つのこころ(後編) 10. さよなら、そして(前編) 10. さよなら、そして(後編)(完) EX4. 夢の、終わる時 関連作品 続編 女児小学生ズ vs ニンジャ軍団 派生作品 其れは、嘗て在りし日の それは、ひとつのありようでⅡ〜else if〜
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それは舞い散る桜のように メーカー BasiL 発売日 2002/6/28 ジャンル ADV カテゴリ 学園、恋愛、記憶喪失 原画 西又葵 シナリオ 王雀孫、あごバリア アーティスト 2G70、Nori、YURIA、spanky 評価
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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE Hi-歌謡コア それは花火のような恋 夏色バーニングラブ☆Prim 182 1321 55%(2015/06/18) 攻略・コメント かなりの体力譜面。休憩らしい休憩も無いので☆10挑戦段階ではかなりキツいかと -- 名無しさん (2015-06-18 18 25 50) ☆10下~中位程度の乱打が延々と続く。極端な殺しや発狂はないので地力譜面か。 -- 名無しさん (2015-06-18 18 35 58) サビの部分では乱打中に嫌らしいタイミングで皿が絡んでくるため難やEXHでは鬱陶しく感じるかもしれない。基本的には平坦な譜面だがラスト手前の対称二重トリルには注意。 -- 名無しさん (2015-06-18 19 20 28) レートが低めなのはラストの対称のせい?地力があればハードの方がおそらく楽 -- 名無しさん (2015-08-01 00 04 22) ラストが難しめだからノマゲとハードの難易度はほぼ同じかと -- 名無しさん (2015-08-10 07 54 37) サビ前から16分配置や皿複合が増えて難しくなり始めるので、ハードは1300超えの物量に対して許容BPが少ない(33で6%だった) 対称トリルの頃にはかなり疲れてるはずなので、無理そうならここは潔くあんみつしてしまおう 発狂は無いものの☆10内では結構難しめ -- 名無しさん (2019-07-05 20 59 03) 2P正規、BP21でギリギリエクハ点きました。全体的に取りこぼししやすい、または空打ちを誘うような配置で最初から最後まで油断できない。皿複合も皿に意識が行きすぎると一番とかポロポロと溢したりと本当に恐かった。ラストの対称トリル抜けてからも油断出来ない配置。 -- 名無しさん (2022-07-02 13 59 24) 2PR乱でEXH。16分のパートは全体的に階段が多いので乱かけたくなるけど、何度か降ってくる小トリルやラス前の二重トリルが運ゲーになるので正規鏡が無理でもR乱までが無難だと思った。 -- 名無しさん (2022-08-09 13 55 21) 名前 コメント
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皆さんこんにちは。毎度お馴染み、たいやき大好き中野梓です。 突然ですが大変です。唯先輩に異変が起きてしまいました…! 唯「あ、梓さん…」 梓「唯先輩どうしたんですか?いきなり敬語なんて」 唯「わからないんです…朝起きたら敬語しか話せなくなってて」 梓「はぁ、なんだかよくわからないですが…いつも調子に乗ってる唯先輩が敬語っていうのは気分がいいですね」 唯「ひどいですよ梓さん!口調がおかしなだけで、それ以外は普段と同じなんですからね!ほら!」ギュー 梓「わ、ちょっと」 唯「どうですか…?私、普段と変わってないですよね…?」 梓「……!」ドキ! な、なんだろうこの気持ち…敬語だと弱々しく感じるっていうか、母性本能をくすぐられるっていうか…守ってあげたい! だって唯先輩、すっごく不安そうだもん!目とか涙ぐんでて、顔赤くて… あぁ、かわいい!唯先輩かわいい!ていうか唯って呼びたい!むしろ後輩にしたい!唯!唯!唯!ゆーい! 唯「あの…」 梓「はっ…!つい妄想にひたっちゃってた…大丈夫だよ唯、私が守ってあげるからね」 唯「え?なんで急にため口なんですか…?」 梓「唯…かわいいー!」 …とまぁついうっかり妄想を口にしてしまいました。 ヤバい、何考えてんだ私…それにつけてもやっぱり唯先輩はかわいい! 梓「敬語同士で話すのもなんだし、私がため口で話せば自然になると思う!」 唯「はぁ…」 梓「いい?これからは唯、梓先輩って呼び合うの!わかった?」 唯「は、はい…梓先輩」 梓「ひゃうんっ!」ゾクゾク あぁ、なにこの快感!唯先輩に梓先輩って言われるなんて…それだけでなんて全能感! なんていうか…今まで感じたことのない感覚!これが先輩の気持ちなの!? 唯「…あの、梓先輩」 梓「ハァハァ…な…なに?」 唯「…もう一度抱きついてもいいですか?」 梓「え!そ、それは…もちろんいいよ?!なんてったって私は先輩だから!」 唯「ありがとうございます!ぎゅーっ」 梓「にゃ、にゃあ…」 唯「なんか私ホントの後輩になったみたいです♪先輩、だーい好き♪」 梓「……」ボフンッ …なるほど、今までの唯先輩の気持ちがやっと理解できました。 いつも私を抱き締めたくなる気持ち、今なら痛いほど分かります! 梓「ゆ…ゆいにゃーん!」ギューッ 唯「きゃあっ!?梓先輩、苦しいですよぅっ!」 おわり (おまけ とある部室のティータイム ) 梓「ところでこのノートパソコンは?」 唯「さわ子先生が持ってきたんです。しばらく使っててもいいらしいですけど、何か調べたいことあります?」 梓「うーん…エフェクターのこととか調べたいな。ていうかなに?その花飾り…」 唯「エフェクターですね!至急調べてみます!」カタカタカタカタ 梓「なっ…なんて速いキーボード裁き!」 唯「ありました!桜高校半径5キロ以内に楽器関係の店舗は3件!そのうちエフェクターの取り扱いに特化しているのは桜高校から1・5キロにある店舗です! その店舗のサイトを解析した結果、紬さんの家の会社の系列であることが分かりました!」カタカタカタカタカタカタ 梓「ちょちょ、待って!なんかキャラが変わってるよ!?」 ガチャ 紬「あぁら、二人で何をしているかと思えば…わたくしを琴吹紬と知っての狼藉ですの!?」 梓「は!?なんですかそのしゃべり方と扇子は!あ、律先輩大変です!さわ子先生が持ってきたパソコンで唯先輩がおかしくなりました!」 律「大丈夫だよ♪だって私…さわちゃん先生のこと信じてるから♪」ニッコリ 梓「律先輩までー!!」 唯「梓さん、いいエフェクターが見つかりましたよ!」 梓「ありがとー、お姉ちゃん♪…あ、あれ!?」 澪だけ超電磁砲出てないんだよなww -- (名無しさん) 2010-06-06 06 52 43 敬語の唯は新しいな おまけはういはるな唯を想像してしまった -- (名無しさん) 2010-07-20 07 49 48 唯春www -- (名無しさん) 2010-08-06 18 15 15 敬語の唯かわいいー -- (名無しさん) 2010-08-28 22 31 52 おまけいらない -- (名無しさん) 2010-12-28 19 48 15 もう何がなんだか -- (あずにゃんラブ) 2013-01-20 15 25 07 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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概要 【ヴェリナード城】?の外伝クエスト。ドラクエ10発売前から公式サイトで紹介されていたクエストでもある。 慣わしを破って男の王となる事を決めた【オーディス王子】だが、男であるオーディス王子が恵みの歌を唄っても何の効果ももたらさない。 恵みの歌はかつては育みの歌として歌われていたもので女王の歌として分けられたものであるという。 オーディス王子は【セーリア】の父であり、歴史上最後の男王である【ラーディス王】が遺したものを頼りに、男王の歌【導きの歌】?の手掛かりを求める事になる。 「誰がために」の読み方は「たがために」。 クエスト一覧 話 タイトル 第1話 【唄う王子】? 第2話 【王子の挑戦】? 第3話 【第四の詩歌】? 第4話 【瀑布の女王】? 第5話 【そのために生きた】?
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梓「来年だってクリスマスには帰って来いって言われるかもしれないし、再来年だってそうです。もういい加減私は子供じゃないってわからせてあげたいです」 唯「あずにゃんのことが大切なんだよ。お母さんの声、凄く悲しそうだったよ」 梓「唯先輩が私の母親だったらクリスマスイヴに私と一緒に過ごしたいですか」 唯「……その質問、意味ないよ」 梓「どうしてですか」 唯「だってさ……だって、私はいつだってあずにゃんと一緒にいたいもん。私がどんな立場にあったとしてもきっとそう思うに違いないよ」 梓「……確かに意味のない質問でしたね」 唯「あずにゃんは?」 梓「えっ?」 唯「私と一緒にイヴを過ごしたい?」 梓「……見ての通りですよ」 唯「あずにゃんも誘惑に弱いタイプだったんだね」 梓「ただ唯先輩に勉強を教えてほしかっただけです」 唯「よーし、今夜は寝かさないぞー」 梓「それよりちょっと眠くなってきたのでベッド借りてもいいですか」 唯「いいよー。よいしょっと」 梓「唯先輩もですか」 唯「ダメ?」 梓「いいんじゃないですか?」 唯「ありがとー」 梓「なんだか眠気が覚めてきました」 唯「私のせい?」 梓「いえ」 唯「ごめんね、離れた方がいいかな」 梓「いえ」 唯「あずにゃん?」 梓「ごめんなさい、わがままで」 唯「いいんだよ。……ねぇ」 梓「何ですか」 唯「憂はいつ頃帰って来るのかな」 梓「40~50分後だと思います」 唯「そっか。……」 梓「……」 ――――― 梓「2月22日。猫の日。 スーパーを出て平沢家の方へと歩き出す。 私と純と憂の3人は無事N女子大に合格し、今日は先輩達が合格祝いをしてくれるそうだ。憂の誕生日祝いも兼ねて。 お祝い事だと大抵料理をするのは憂だが、今日はさすがにさせるわけにはいかず、律先輩達がごちそうを振舞ってくれるそうだ。 憂は純の家に待機している。誕生日祝いに関しては憂に秘密にしているからだ。バレてるとは思うけど。 私も純の家で待つように言われたものの、手伝わせてほしいと先輩達に頼みこんで、今こうして買い物袋を抱えている。 隣を歩く唯先輩に卵を割らないように気をつけてくださいと注意する」 唯「大丈夫だよ~。雑誌で見た通りの袋詰めをしたから割れる心配はないよ」 梓「いくら綺麗に袋詰めしても、転んだり落としたりしたらどうにもならないですよ」 唯「私はそんなドジっ子じゃないよ~。いくつだと思ってるの?」 梓「19……なんですね」 唯「そうだよ。大学生なんだよ。春休みが2ヶ月近くあるんだよ」 梓「私達だってもう春休みに入ったみたいなものですよ」 唯「そうだね~。一年前のこの時期はあれもしたいこれもしたいで頭がパンクしそうだったよ」 梓「私もです。やっと気が晴れましたからね」 唯「でも、気を抜いて羽目外しすぎちゃ駄目だよ。最悪もう一年軽音部部長をやることになっちゃうから」 梓「あ、それもいいかもですね」 唯「わ、私は早くあずにゃんと一緒にギターを弾きたいな~」 梓「冗談ですよ。軽音部はあの子達に任せます」 唯「あの子達に会うのは今日が二度目だよね。学園祭以来」 梓「どうですか、あの子達の印象は。さっき話してたみたいですけど」 唯「う~ん、何て言うのかな。二回しか会ってないのに昔からの友達みたいな……そんな感じ」 梓「よくわかんないですね」 唯「つまりね、軽音部の匂いがするってことだよ!」 梓「はぁ」 唯「傍にいるだけでおしゃべりしたくなるような、一緒に演奏したくなるような、遊びに行きたくなるような。そういう不思議な香りがしたよ」 梓「そうなんでしょうか」 唯「あずにゃんが私達の遺産を綿々と引き継いでくれたおかげだね~」 梓「そんなつもりはないですけど」 唯「じゃあさわちゃんのおかげ?」 梓「たぶんそうです」 唯「それにあの二人仲いいよねー。ええと……」 梓「ドラ美と鍵子です」 唯「そうそう。一見すると正反対なのになぜかウマが合うみたいだね」 梓「先輩達4人もそんな感じに見えますよ。バラバラなのになぜかぴったりハマる関係」 唯「そうかな?」 梓「そうだと思います」 唯「私達はいつの間にやら仲良くなってたけど、ドラ美ちゃんと鍵子ちゃんはどうやって仲良くなったの?」 梓「あの二人は元は話すことすらほとんどなかったですね。ドラ美は憂に懐いてました。生意気な鍵子は私や純が手を焼いてました。二人がお互いを認め合うようになった転機は学園祭だったと思います」 唯「ライブをやってから?」 梓「はい。大舞台で音を合わせて初めて見えたものがあったんじゃないでしょうか。根本的に似てるところがある二人ですからね」 唯「そうなの? どこが似てるの?」 梓「自信のなさ、でしょうか」 唯「鍵子ちゃんとか自信満々に見えたけどねぇ」 梓「虚勢を張ってたんですよ。あの子、本当は澪先輩以上に憶病なんですよ」 唯「そうなんだ」 梓「なのにそんな素振りを周囲に見せようとはしなかった、というより見せられる相手がいなかったんですよ。一人でピアノを弾いてましたから。私も昔は一人でギターを弾いてましたから、あの子の気持ちはよくわかりました。でも言葉で解決できるような話でもないので敢えて口出しすることはありませんでした」 唯「鍵子ちゃんも、ちゃんと見つけられたんだね。弱さを見せられる人が」 梓「はい。ドラ美も、鍵子の今まで見たことない姿を見て目を見開いてました。きっと自分を見てるような気分だったんだと思います」 唯「ライブの、ほんの数分で変わるものなんだね」 梓「アンコールも事前に打合せしてなかったのに、あの子達がお互いアイコンタクトをとって弾き始めましたからね」 唯「羨ましい関係だね」 梓「そうですね」 唯「来年以降も楽しみだ」 梓「ええ、きっと仲良くやっていくと信じてます」 唯「あ、仔猫ちゃん。かーわいー」 梓「そうですね」 唯「デートかな?」 梓「あれ2匹とも雌ですよ。姉妹か何かじゃないですか?」 唯「へー。確かに長年寄り添ってるみたいなオーラが出てるね」 梓「唯先輩と憂みたいです」 唯「そうかなぁ? おっと危ない」 梓「大きい方が危なっかしいのもそっくりじゃないですか?」 唯「え~? あ、なんか大きい子が小さい子に説教されてるみたい」 梓「気のせいですよ」 唯「『もう、しっかりしてください。危うく塀からまっさかさまですよ。ブルドッグの餌になりたいんですか? お喋りなら後で好きなだけできるんですから、今はちゃんと前を向いて歩いてください』」 梓「なんで敬語なんですか」 唯「なんとなく」 梓「まぁ小さい方もちょっと鈍臭そうですから憂には似てませんね」 唯「猫にしては随分恐る恐る塀の上を歩いてるもんね、二匹共」 梓「これから家に帰る所なんでしょうか」 唯「うーん、私の勘ではこれから二人の秘密基地に向かうところなんだよ。あ、裏道に入っちゃった」 梓「って追いかけるんですか。皆さん待ってますよ」 唯「ちょっとだけだから。ね、お願い」 梓「はぁ、しょうがないですね。ちょっとだけですよ」 唯「確かこのへんに……」 梓「こんな道あったんですね。知らなかったです」 唯「誰にも邪魔されない秘密基地を作るにはぴったりの場所だねー」 梓「どういう猫ですか。そんな秘め事抱えている仔猫がいるわけな……」 唯「あ、向こうから鳴き声が聞こえたよ」 梓「ゆ、唯先輩! 待ってください!!」 唯「みーつけた! 突撃!隣の……」 梓「あ……」 唯「……あ、あれってもしかしてエッ…」 梓「こ、交尾です」 唯「う、うん」 梓「交尾です」 唯「うん、わかったから」 梓「……もどり、ましょうか」 唯「うん……そうだね……」 梓「……さ、皆さん待ちくたびれてますよ。行きましょう」 唯「……うん。……あずにゃん」 梓「何です?」 唯「女の子と交尾したことってある?」 梓「な、何を言うんですか。私は人間ですよ!」 唯「あ、私は憂とああいうことしてないからね。念のため言っとくけど」 梓「わかってますよ!」 唯「もしかして猫同士ならああいうのも普通なのかな」 梓「さぁ、わかりません。発情期に身近な所にオスがいないとああなっちゃうんじゃないですか」 唯「好き同士だからやってるってわけじゃないのかな」 梓「さ、さぁ、どうなんでしょう。あの子たちは好き同士に見えましたけど」 唯「でも子供を作れるわけじゃないよね」 梓「そうですね……」 唯「じゃあただの遊び、なのかな」 梓「……そう考えるとちょっと辛いですね。いや、単なる猫のじゃれ合いですよ? 難しく考えなくてもいいじゃないですか」 唯「あの子たち、ああいう誰にも見られないような場所じゃなきゃくっつけないのかな?」 梓「猫社会がどうなっているかなんて私にはわからないです。でも、人間社会より厳しいのかもしれませんよ。動物は命を繋ぐことを何よりも優先して生きていますからね」 唯「何も残せないなら、生きる意味なんてないのかな」 梓「もうこの話はやめましょう。せっかくのお祝いが台無しになっちゃいます」 唯「うん、そうだよね。さっきのことは私とあずにゃんの秘密ね」 梓「ええ、わざわざ引っ張り出すことはないですよ。心の奥深くに鍵をかけてそっとしておくのが一番です」 唯「そうだね。よーし、景気付けに歌でもうたおーっ!」 梓「もう唯先輩の家に着きますよ」 唯「あ、ほんとだ」 梓「もう、しっかりしてください」 唯「ごめん、しゃべるのに夢中で周りが見えなくなってたよ。じゃ、あずにゃん。その袋貸して」 梓「どうしてですか?」 唯「あずにゃんのお仕事はここまで。主役の一人に事前に料理や飾りつけを見せるのはちょっとね。悪いけど純ちゃんの家に行っててくれない?」 梓「それならしょうがないですね。はい、落とさないでくださいよ」 唯「おわっ、重い」 梓「気をつけてくださいよ。卵を割らないように」 唯「大丈夫。待っててね。盛大に祝ってあげるから」 梓「いいからちゃんと前を向いて歩いてください。楽しみに待ってますから」 唯「うん。じゃあまた後でね、あずにゃん」 梓「がんばってください」 ――――― 梓「星がきれいな春の夜。 明日から4月になるというのに空気はひんやりとしている。マフラーを口元まで上げる。 手を擦りながら待ち合わせ場所の公園へと向かう。手袋も着けてくればよかった。 こんなに身体が震えるのは親に黙って家を抜け出したことから来る罪悪感のせいかもしれない。 親鳥が18年もの間、風通しはいいけど頑丈で、愛情に満ち溢れた巣を作り上げてきたというのに、 ひな鳥は親鳥の苦労も何のその、うきうきしながら遠い土地へ飛び立とうとしている。 おまけに旅立つ前夜に深夜徘徊。とんだ親不孝者がいたものだ。 公園のベンチには明日から隣人となる人物が既に座っていた。待たせちゃったかな」 梓「お待たせしました、唯先輩」 唯「あずにゃん。私も今来たとこ」 梓「嘘ですよね。手もほっぺも真っ赤ですよ」 唯「こんな時間に呼び出しといて遅れるのもなんだしね」 梓「いいですよ。私も今夜は散歩したい気分でしたから」 唯「うそ」 梓「本当です。最近は入学準備とか引っ越しとかで忙しかったですからね。のんびり街を歩くことも滅多にありませんでした」 唯「この町にお別れを言う時間もなかったってことだね」 梓「そうですね」 唯「じゃ、行こっ。まずは商店街に」 梓「このお店……」 唯「私、ここのアイス全種類食べたことあるよ」 梓「私は4種類くらいしか食べたことないです」 唯「放課後はよくみんなで寄ったねぇ」 梓「このお店、今度潰れるそうです」 唯「そうなの?」 梓「はい」 唯「寂しくなるなぁ」 梓「思い出の場所がなくなるのは辛いですね」 唯「私はこのお店のアイスの味、一生忘れないよ」 梓「48種類すべてですか」 唯「うーん、10種類くらいが限界かな」 梓「まぁそうですよね」 唯「そこのコンビニにも度々寄ったね」 梓「お小遣いの無駄遣いでしたね」 唯「青春の有効活用だよ」 梓「はぁ」 唯「あずにゃん部長だって、毎日部員を連れて押し掛けたんでしょ?」 梓「毎日じゃありません。私達は唯先輩達みたいに放課後遊び回っていたわけじゃないですから」 唯「お堅いねぇ」 梓「普通です」 唯「あっ」 梓「あそこの洋服屋は唯先輩お気に入りのお店でしたね」 唯「あずにゃんだってたくさん買ってたじゃん」 梓「憂に勧められたからです」 唯「ふーん。おっ」 10
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このページはこちらに移転しました もう届かないのに 作詞/256スレ78 作曲/oneofvipper 舞う粉雪 君と過ごした夏が眩しい 記憶の中の 君はいつも笑ってた もう遠い淡い記憶 どんなに走っても君には追いつかない 舞い踊る桜 隣にもういないのに 君を求めた あの夏の日 静かに散り行く花びら 瞳に貯まる涙は誰のもの? 音源 もう届かないのに もう届かないのに(カラオケ) もう届かないのに(歌:tdrk) もう届かないのに(歌:emanon) もう届かないのに(歌:269スレ80) mp3 もう届かないのに(歌:270スレ31) mp3 もう届かないのに(歌:鏡音レン 調教:tdrk) もう届かないのに(歌:遠山ちえる)
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*キコメディ日記第5話~ヴェニス攻略戦~ 皆さんこんばんわー。MOON☆RIVER編集部キコですwさっそく現在の状況です まずミラノの東の砦に軍隊を集結中、まもなくヴェニス攻略を開始します 南部の海戦も一区切りつきましたw傷ついた船をジェバノに戻します。 補給の終わった船はすぐに出航、引き続き海域の警備に戻ります。 シチリアの船が1隻入ってきてますが、現在は停戦中。特に問題ないでしょう。タブン。。。。 では本編スタートです ミラノ軍がヴェニスに到着しました!ヴェネチア軍の援軍が来たら厄介です。このターンで決着を付けたいとこw 戦力は5分と5分・・・しかも共に国王が率いていますwこれは歴史に残る一戦だ・・w ちなみにキコ軍国王が大将なんですが他に王子と将軍を1名連れてきています。 ミラノ軍、民兵が多いので将達にもかなり頑張ってもらわないと勝てませんw さぁ戦闘開始です! まずは出来立てほやほやのカタパルトを使って城壁を攻撃します! 攻撃を始めると、城壁から降りていくヴェネチア軍。10発ほど投げて・・。 破壊しました!うぅ涙がでるww町への道がww私の目の前で開いてゆくwww ちなみに 奥の家に穴が開いてるのはカタパルトの弾がすっぽ抜けて、城壁を越えて当たっちゃったw怒られるカナ・・w 取りあえず城壁の穴から見える兵に攻撃します、やはり遠距離攻撃は楽しいw . . がこの後、戦闘は硬直状態に。。。。。 っというのも 今、中に入ったとしても、今までのミラノでの防衛戦のように、 城内で取り囲まれて押し返されると思うだよねぇ・・・。 その後さらに10分ほど硬直状態が続き、キコの出した結論はー 強行突破っ!!!! 結局ゴリ押しwwwとか言わないでw一応作戦としまして・・・w 危険ですが国王等3名の将を前衛に、民兵を後方予備戦力として突入します! 民兵を前衛にした場合、城内で囲まれるとすぐに動揺して、あまり戦ってくれないと思うのですよ しかし将軍が率いる騎馬兵(将軍の護衛兵)は決して脅えることなく戦い、また 普通の兵士よりはるかに強いのですw しかしデメリットもありまして もし仮に将軍が戦死した場合、全軍の士気がガタ落ちするのです(当然将軍も死ぬワケで今後使えなくなります) 将軍自身もかなり強い(将軍の強さはそれぞれパラメーターがありますが、基本的に強いです)のです が・・・・いやホントに強いです!民兵相手など1人で10人20人バッサバッサ倒していきますw が!流れ弾(この場合矢?w)に当たってアッサリ死んだりしますwこれは1種の賭けですw 相手の注意を引き付けている内に民兵を別の穴から(2つ穴空けてやったZE!)進入、後ろを突きます! 城壁を守っていた敵将軍を撃破!守備隊も町の中心に撤退していきます! ミラノ軍も町の中央広場目指して進軍します!んが 今度はヴェネチア国王が兵を率いてきました! 城門の前で衝突!!キコ軍、弓兵を城壁の上に移動。絶好の攻撃ポジションを確保ww 弓兵がよく働き、キコ軍じりじり押していきます! 別ルートからも騎馬で突っ込みます! そしてそれを阻止する敵騎馬! 騎馬は機動力を活かしての巡廻攻撃はモチロンですが、敵騎馬の突撃に割り込み、防御的運用など局地戦闘も大切な役割です 騎馬が迂回してきました!緑で囲んでるところが主力が戦ってる場所です 中央広場に到達!この旗で囲んでるエリアを3分間占領すれば攻撃側の勝利です(もちろん敵を壊滅させても勝ちです) !!?っ!!ついにヴェネチア国王を打ち破りました!!! ここまできたら後はホントにゴリ押しw行け行けえええw . やったwwwwヴェニスを制圧しましたw 将軍達も全員無事ですwかなりヒヤヒヤしましたが結果オーライw ミラノの歴史に・・・新たな1ページ!!w 迫力あるね~ 皇帝キコ誕生まで勝ち進んでくれ^^ -- 紋次郎 (2008-06-26 20 54 44) おいらも、メディもってるはずなんだけどねぇ^^;キコさんと同盟組んでやってみたくなりましたw -- Kengo (2008-06-27 09 15 49) 名前 コメント
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【Az-side】 純「ねえ、梓。あずにゃん二号を探すって言ってたけど」 先輩がたが騒いでいる中、純が私に尋ねてきました。 梓「純さ、もう諦めてるでしょ。最近探しに行ってないし」 純「だってあれから一ヶ月だよ?」 梓「だから私が、見つけるの。そして純の笑顔を見るの」 純の顔が固まってしまいました。 目をぱちくりさせて、口を開きました。 純「梓、あんた凄いいいやつだよ……」 天使ですから。 純「でも、宛てがまるでないんじゃ、探しようがないよ。 下手したら軽トラックに乗せられて、遠くの町に行ったかもしれないのに」 それは否定できませんでした。 あの散歩コースを辿ったとすると、 途中で軽トラックの荷台に乗る可能性が有り得ました。 紬「ねえ、梓ちゃん」 不意に、ムギ先輩が話しかけてきました。 紬「梓ちゃんは猫を探しているのよね?」 梓「はい」 紬「実は家のメイドが、猫を拾ってきたのよ」 純が素早く反応しました。 純「それはどんな猫でしたか!?」 紬「え、えーっと、確か黒と、白の子猫だったわね」 純「もしかしたら私の猫かもしれません……」 紬「本当!それなら、ちょっと待っててね」 ムギ先輩は携帯電話を取り出し、電話をかけました。 紬「……あっ、斉藤?あの猫の話なんだけど、良いかしら?」 ムギ先輩の家にかけているようでした。 斉藤というのは、執事でしょうか。メイドでしょうか。 紬「えっ、引き取り手が見つかった!?」 ムギ先輩の大きな声に、部屋中の人が反応しました。 視線を一斉に浴びたムギ先輩は、慌てた様子で電話を切りました。 純「……ムギ先輩?」 紬「実は琴吹家でも、猫をずっと育てる予定は無かったの。 それで、引き取り手をずっと探していたんだけども……」 純「それが見つかってしまった、ということですか」 紬「こうなったら取り返すしかないわね!」 純「そ、そうですね」 紬「後日、琴吹家の方から新しい引き取り手の方に連絡して、交渉するわ」 ムギ先輩は諦めていませんでした。 純も、そんなムギ先輩を見て生気を取り戻したようでした。 純「……はい!よろしくお願いします!」 そういえば、これで私の力試しは、試す前に終わってしまいました。 尤も、これはこれで良い結果なので、私は心底喜んでいました。 【Yi-side】 すっかり空が暗くなった頃、 クリスマスパーティーも山場を迎えました。 プレゼント交換です。 片づけられた座卓の上に、大小様々なプレゼントが並びました。 和ちゃんの箱型のプレゼントからは、去年と同じ香りがしてきました。 きっとエキセントリックなものなのでしょう。 憂がCDプレイヤーを持ってきました。 再生ボタンを押すと、クリスマスソングが流れ出しました。 交換開始の合図です。 プレゼントが順々に私の手元に回ってきます。 感触や大きさも様々で、自分になにが当たるか楽しみになってきます。 音楽がぴたりと止みました。 交換完了の合図です。 各々の手元には、各々の用意したプレゼントがあります。 律「じゃあ、全員開けてみようぜ!」 りっちゃんの掛け声で、 包装紙のびりびり破れる音があたりから鳴り出しました。 私も包装紙をびりびり破ると、プレゼントの全貌が見えてきました。 唯「……わあー……!」 それは中で白い雪を模したものが舞う、スノードームでした。 中には白くてちっちゃくて可愛い、天使がいました。 私が見慣れたものは底面以外が球体のものでしたが、 これはある意味見慣れた、ジャムの空きビンを使用していました。 唯「これ、まさか手作り……?」 私が呟くと、咄嗟に純ちゃんが答えてくれました。 純「梓の手作りスノードームです」 梓「あの、そんなもので大丈夫でしたか?」 そんなものなんて、とんでもない。 唯「すっごい綺麗で、すっごい素敵だよあずにゃん! 大切にするね、ありがとう!」 梓「そ、そうですか……良かったです」 あずにゃんは少し頬を赤くして、耳の後ろを掻きました。 そんなあずにゃんの持ったプレゼントを見て、 私は思わず叫んでしまいました。 唯「ああっ、あずにゃんのプレゼント、私のだよ!」 梓「えっ」 唯「去年は憂と交換だったけど、今年はあずにゃんか~。 なんだか運命感じちゃうね~」 あずにゃんは私の冗談を聞き過ごしながら、 そっと、包装紙を破いていきました。 中から出て来たのは、白い羽のキーホルダーでした。 梓「あの、これは……」 唯「絶対あずにゃんに当たる気がして、買っちゃったんだ。 ほら、私も同じもの持ってるんだよ。お揃いだね」 私は同じキーホルダーをあずにゃんの前に見せました。 あずにゃんはそれをじっと見つめて、 自分の持ったキーホルダーと見比べていました。 しばらくして、あずにゃんは私の顔に視線を向けました。 梓「……はい!ありがとうございます!」 あずにゃんの笑顔が一杯に輝いた瞬間でした。 * * * 奇抜なプレゼントあり、オーソドックスなプレゼントありの 楽しいプレゼント交換もついに終わりを告げ、 全員が帰宅の準備を始めました。 すると澪ちゃんが一人、私にこっそり包装紙に包まった 何かを渡してきました。 澪「これ、プレゼント」 唯「わあ……、ありがとう!」 澪「来年もずっと、よろしくな」 唯「うん!」 突然、澪ちゃんが周りを気にしだしました。 少し唸ると、澪ちゃんは私の腕を引っ張り、 私を廊下まで連れ出しました。 唯「どうしたの、澪ちゃん?」 澪「……もう一つ、クリスマスプレゼントだ」 ふっと澪ちゃんは顔を近づけてきました。 えっ。 ……そして、あとのことは、記憶にありません。 温かくて柔らかいものが頬に辺り、 それが私を多幸感の海に溺れさせ、 我を忘れて、心ここにあらずとなってしまったからです。 ただそれはやっぱり、それはとても素敵なクリスマスプレゼントだったと、 そうだったんじゃないかと思います。 【Mi-side】 ‐秋山宅‐ ‐澪の部屋‐ 家に帰った途端、私はベッドに顔を埋めた。 今日のことを思い出す。 悶える。 悶えて、ベッドの上で転がって、床に転がり落ちた。 ちょっと積極的すぎたかもしれない。 でも。 最高のクリスマスだったと思う。 【Az-side】 ‐外‐ クリスマスパーティーが終わって後日、ムギ先輩に連れられ、 私と純はあずにゃん二号の新しい住居に向かいました。 電車でムギ先輩の住む地域まで一本。 そこからしばらく歩くと、その人の家があるそうでした。 どうやら連絡した結果、きちんと返してくれるとのことでした。 元々その人も飼っていた猫が行方不明になっていて、 いくら探しても見つからないという状況だという話です。 そしてムギ先輩の家の、猫を飼う人を募集する張り紙を見て、 自分の飼っていた猫と同じような境遇に遭ってしまった、 ムギ先輩の家で飼われていた猫に同情したのだとか。 猫も家族の一員になれるのだと、認識しました。 紬「着いたわ」 ムギ先輩の声に気づき、私は正面の家を見上げました。 住宅街の中の、普通の一軒家でした。 鼠色の塀に囲まれ、塀の穴からは庭の様子が見えました。 青空に顔を出している太陽から発せられた光は、 その庭に置かれた鉢植えに咲いている花を、 生き生きさせたものに見せていました。 梓「ふむ」 ムギ先輩がインターホンを押した、その時でした。 家の中から、どたどたと大きな音が聞こえました。 家の住人が走り回っているようでした。 なにかあったのでしょうか。 しばらく待っていると、中から扉が開けられました。 中からは、ちょうど高校生ぐらいの女の子が出てきました。 ?「……どうもすみません。って、あれ」 紬「あれ」 ムギ先輩とその家の住人は、しばらく目を合わせていました。 そして、 ?「あー、ムギちゃん!」 紬「文恵ちゃん!」 二人して声を上げました。 どうやら、ムギ先輩の同じクラスの生徒のようです。 文恵先輩はムギ先輩とは違ったベクトルで癒し系の空気を持っている人で、 花型の髪止めが可愛らしいです。 文恵先輩は親しげにムギ先輩に話しかけました。 文恵「そっか、琴吹家って、ムギちゃんのお家だったんだね」 紬「そうなの。私も、まさか文恵ちゃんが猫を引き取ってたなんて。 私から連絡すれば良かったわ~」 文恵「いきなりオジサンから電話かかってきて、びっくりしたよ」 ムギ先輩の家の執事でしょうか。 純「あの!」 文恵「あ、文化祭で見た気がする。 ……そっか、鈴木さんってあなたのことだったんだねー」 純「そうなんです。それで、猫は?」 文恵「あ、その猫のことなんだけどね……」 純「……どうかしたんですか?」 良くない空気が、辺りに流れ出しました。 文恵「今さっき、外に出ていっちゃったの」 純「えっ」 文恵「捕まえようとはしたんだけど、すばしっこくて……」 文恵先輩は悔しそうに、ごめんなさいと言いました。 純は落胆していましたが、すぐに気を取り戻しました。 純「でも、ついさっき外に出たなら、まだこの近くにいるってことですよね。 それにただ散歩に行ったなら、帰ってくるかもしれませんし」 梓「そう、そうかもしれないね。探しにいこうよ」 純「うん!」 私と純は二人の先輩を家に残し、町中へ走りだしました。 時に声を出して、純の猫を探しました。 梓「あずにゃん二号ー!」 純「……やっぱ、それ恥ずかしくない?」 * * * 純も恥ずかしさを堪えて名前を呼べども呼べども、 猫は姿を見せてくれませんでした。 もしかしたら文恵先輩の家に帰ってきているかもしれないと思い、 戻ってはみましたが、そこにも姿は見えませんでした。 文恵「自分の猫も自分の不注意が原因で行方知らずなのに、 轍を踏んじゃうなんて……」 文恵先輩は足元に視線を落としていました。 純「文恵先輩のせいじゃありませんよ。 第一、私の猫が勝手気まますぎるんです」 文恵「……そうだね。猫って、そうだったかもね」 純「そもそも、この町に私の猫がいるってわかっただけでも、 今日は大収穫ですから!」 純は陽気に笑ってみせていました。 文恵先輩も、釣られて笑っていました。 私は一つ、気になったことがありました。 梓「文恵先輩は自分の猫を、まだ見つけてないんですか?」 文恵「うん。結構探したんだけどね」 梓「もう、探していないんですか?」 文恵「……うん」 梓「勿体ないです!」 私は唐突な大声に、文恵先輩はぎょっとしました。 梓「こうして私たちは手掛かりをつかみました。 ですから、諦めなければ、ゼロからだってスタート地点に立つことも出来ます」 純「梓……」 梓「私たちの探す猫もちょうど、この町にいます。 一緒に諦めないで、二匹の猫を探しませんか?」 少し、自分の近況と重ねて、私は言葉を放っていました。 文恵先輩は小さく笑みを浮かべると、 ムギ先輩の方を見て、そっと呟きました。 文恵「ムギちゃん、この子、いい後輩だね」 紬「……軽音部自慢の後輩よ~」 そう言われると、照れてしまいます。 こうして私たちは文恵先輩と猫を探す約束をして、 その家から去りました。 駅で、わざわざ見送ってくれたムギ先輩と別れ、 私たちは電車に乗り込みました。 そして電車に揺られながら、純と他愛ない会話を交わしながら、 私たちは自分たちの町に帰っていきました。 【Yi-side】 ‐外‐ クリスマス、大晦日と、せわしなくイベントが私の周りで起こって、 そしてそれらが全て過去のものとなっていきます。 今日はお正月。近くの神社で、初詣です。 賽銭箱に五円玉を投げ入れて、お祈りします。 あずにゃんの努力が報われますように。 唯「ふう……」 もう一つ、お願い事してもいいのかな。 でもそれは澪ちゃんに任せちゃっても、いいのかな。 そんなことを考えながら、私は隣で合掌をしている澪ちゃんを横目で見ました。 今日は澪ちゃんと二人きりの初詣。 今、綺麗な赤の着物に身を包んだ澪ちゃんは、 私の隣でなにをお願いしているのでしょうか。 澪「……」 私と澪ちゃんの、二人占めのお願いでしょうか。 いいえ。 きっと澪ちゃんのことですから、私にいくらか贔屓しても、 みんなのことを考えてくれているはずです。 私が好きになった澪ちゃんです、間違いありません。 祈願を終えた私たちは、石畳の敷かれた神社の道を、 二人並んで歩いていました。 不意に、おみくじ売り場に目が行きました。 澪ちゃんを呼び止め、二人でおみくじを買いました。 結果は、なるほど。 澪ちゃんが物欲しげな顔で、私のおみくじを見ていました。 なるほど。 唯「澪ちゃんのも見せてくれたら、見せてあげるよ?」 澪「ん、わかった」 唯「せーので、見せ合おう!」 せーの、と二人で声を合わせ、 相手に見えるようにおみくじを差し出しました。 唯「あっ」 澪「あっ」 お互いの結果を見た私たちは共々、溜め息をついてしまいました。 二人の結果はまるで同じの“末吉”。 澪「微妙だな」 唯「微妙だね」 一応、それぞれの項目を見てみました。 まずは恋愛。“慎重に”。 唯「んー、今年中にクリスマスより、凄いことしたいんだけどなあ」 澪「な、なんの話をしてるんだ?」 次に学問。“早目に”。 唯「これはいきなり手厳しい……」 澪「あ、おみくじの結果か?どこを読んでるんだ?」 そして失せ物。“時がたたねば出ず”。 唯「……ん、見つからないことはないんだね」 澪「失せ物のところか?」 唯「うん。純ちゃんの猫はまだ見つかってないみたいだし、 早く見つけてあげたいとは思うんだけど」 澪「そうだな……。鈴木さんのおみくじが大吉なら良いんだけどな」 唯「あずにゃんもね!」 澪「全くだ」 おみくじは結ばず、自分の財布の中に入れました。 そしてまた二人で並び、石畳の上を歩いていきました。 澪「唯!」 唯「どうしたの、澪ちゃん?」 澪「改めて、今年もよろしくな」 唯「……うん!」 ―――終わりは始まり。 よく聞く言葉です。 それはまた、事実であると思います。 例えば、あずにゃんが軽音部を辞めることは、 新たな自分の始まりにも等しいことでした。 私も、今までの澪ちゃんとの関係を終えて、 より親密な関係を始めました。 そして、こうして一年が終わってしまうことも、 新たな一年の始まりでもあります。 きっと一年後、私の卒業もなにかが始まる契機となることでしょう。 唯(だとしたら……) ……あずにゃんの卒業もきっと。 第十六話「旅立たんとする黒猫」‐完‐ ―――第十七話に続く 38